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ぴあのピアの徒然日記

福岡でピアノを楽しむサークル、ぴあのピアの日記です。コメントは機能していませんので、メールを頂けると助かります。

たたり? 

今日はピアノサークルの定例会と懇親会で、今しがた帰宅しました。
といっても、今回は定例会には行けずに、懇親会のみの参加でしたが、結果的には行くには行ったものの、じつは大変な経験をさせられたのです。
昨夜、新しい本を買ったので、寝床に入っておもしろいので読書していると、最初は気付かなかったのですがだんだんと顔に違和感を覚えるようになりました。はっきり自覚できるまでにはさらに時間がかかりましたが、最終的にそれは勘違いでもなんでもないことが判明するのです。

なんと、顔の右半分、とくに頬から口のまわりが急に腫れているのです。
これといって思い当たることはもちろんなにもありません。
指先で触ると明らかに右頬から口元にかけて皮膚が硬直し、よくよく確認するとはっきりと右側だけ皮膚が硬くぶ厚くなっていました。恐る恐る鏡を見ると、果たしてあきらかに顔に普段とはちがう腫れと歪みがあって、真夜中のことでもありなんともいえない嫌な気分になりました。とりあえず痛くも痒くもなく、強い違和感を覚えるだけなので、なんとかそのまま放置して就寝しました。というよりそうるよりほかにどうしようもなかったというのが正直なところです。

朝起きると、腫れはいよいよ成長し、すでに人相が変わりかけていました。
下に降りてそのことを家人に話すと、さっそくかかりつけの病院に連絡。その結果、すぐにも皮膚科に行くようにという指示が出て、ただちに近所の皮膚科に行きました。
果たしてこれは蕁麻疹の一種だそうです。
腫れを引かせるため、大きな動脈注射を打たれて、帰宅したことろには僅かながら腫れが減少傾向に向かい始めたようでした。

それからこの日の予定もすべてキャンセルして半日間、おとなしく安静に過ごした結果、かなり腫れは退いて、なんとか外にも出られるようになり、結果としてピアノサークルの懇親会にだけは参加できたというわけです。
まだ完全ではなかったから、もしかしたら気がつかされた方もいらっしゃったかもしれません。

先日の草戦争の薬物投下で、「うらめしやマロニエ殿…」などと書いたので、本当にお草さんのたたりかと思いました。いやほんとうに…。
このブログを書いている最中も若干の違和感はありますが、ほぼ収束したと言えるようです。
でも、「顔が腫れる」というのは、想像よりもはるかにショッキングな耐え難いことだという貴重な体験ができました。
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2010/07/31 Sat. 21:55 | trackback: 0 | comment: 0edit

コンサートのお知らせ 

突然、外出中の携帯に東京の友人から電話がありました。
いささか上気した様子で、なにかと思ったら、あるフルートのコンサートに行って、そのあまりの素晴らしさに驚いたとのことでした。しかもその人が今度の日曜日、福岡でもコンサートをやるので、行けるなら必ず行くようにとのお達しでした。

その名は「デニス・ブリアコフ」というフルーティストで、メトロポリタン歌劇場管弦楽団の首席奏者らしいのですが、その超絶的なテクニックと圧倒的な演奏によって、東京でのコンサートでは会場が普段ないような興奮状態となったらしいのです。

福岡でのコンサートは以下の通りですので、お気が向かれたらぜひどうぞ。
マロニエ君も極力行くつもりです。

それだけの人がなぜ早良市民センターホールという、ふだんあまりコンサートには使わないような、しかも都心からややずれたマイナーな会場でやるのか、理由は良くわかりませんが。

日時:2010年8月1日(日) 14:30開場 15:00開演
会場:早良市民センターホール

料金:全席自由 一般:3000円 高校生以下:1500円 ※当日各500円up

プレイガイド 福岡音楽文化協会   TEL092-414-8306
チケットぴあ      TEL0570-02-9999(Pコード:106-586)
ローソンチケット    TEL0570-084-003(Lコード:89752)

出演者 フルート:デニス・ブリアコフ  ピアノ:大迫 貴
2010/07/30 Fri. 03:02 | trackback: 0 | comment: 0edit

草戦争-戦況報告 

草戦争のその後です。
除草剤を散布した翌日などは、一向に変化らしきものは見当たらず、これは効果なしかと思っていたところ、それからさらに数日たったころから徐々に色が変わり始め、憎き雑草の勢いがみるみる衰えて行きました。
やはり効果はあったのです!

哀れ雑草軍団は4~5日で一気にやせ衰え、色も以前の憎々しいようなつやつやとした緑色が日ごとに褪色し、その後はすっかり茶色になっていきました。
この機を逃すまじとばかりに、除草剤を追加して、一気に庭の雑草の生える残り部分にまでふりまきました。
さらにそれから数日たった頃には、ほとんど緑色はなくなり、雑草の残骸だけが残っています。

梅雨明け直後のころは、庭用のサンダルで歩くのも、下手をすれば蛇など出て来そうなぐらい雑草の背丈も伸び、長靴が欲しくなるほどでしたが、それがうそのようになくなり、一面茶色の土地によろよろと草の死骸がのこっているだけとなりました。
さすがに化学薬品だけのことはあり、怖いといえば怖いのですが、以前のあの草の暴力的とでも言いたい猛威を思うと、もはやそれでもなんでもかまわないという気分です。
べつに野菜を作るわけでもなし、いまはただ勝利の美酒に酔っております。

やはり除草剤というのは大したもので、どんなにマロニエ君が青筋立てて草取りに血道をあげても、到底かなうものではないので、作戦の変更はまずは成功だったといえるでしょう。
ちょうど庭の草の色が変わってきたときに、NHKで男と女の…なんとかいう番組で、東海道四谷怪談をやっていていて、毒を盛られたお岩さんの顔が崩れだし、それを鏡で見て狂乱する歌舞伎のシーンがありましたが、しみじみと薬物の威力というものを感じ入っているところです。

変化がほぼ落ち着いたところで、伸びている草をざっと取り払ったところ、果たしてそこはうすい茶色の絨毯のようになり、ひとまず化学兵器投下作戦は完了のはこびとなりました。
『ただ恨めしきはマロニエ殿ぉ…』という勘三郎扮するお草さんの声が聞こえてきそうです。
2010/07/27 Tue. 21:54 | trackback: 0 | comment: 0edit

ゴルフは本当の高級車 

友人の車買い替えに付き合ってルノー・ラグナに試乗して好感を得たことは、以前ブログに書きましたが、そのときはエアコンが故障しており、修理された状態で再度検討するということになっていました。
それから数週間が経過し、修理が完了したという連絡を受けて、再び車屋に友人二人とマロニエ君の三人でいきました。さあ、試乗開始という段になってみると、問題のエアコンからは一向に冷風が出ておらず、これには店主もたいそうな慌てぶりでした。
が、ともかくそれではどうしようもないのでその場は店を引きあげました。

友人も一度ならず二度までもエアコンが故障とあっては、かなり熱も冷めてしまったようで、結局、他の車を見に行くことになりました。
まずシトロエンのディーラーに行き、最新のC3/DS3Sなどを見るが決め手なし。マロニエ君的にはフラッグシップのC6のたとえようもないエレガントな佇まいに魅せられましたが、お値段も大変なものですから見るだけ。

続いて、ついでに日本車も見てみようということになり、普段はまず行くことのない日産なんぞに行ってみました。試乗車として外に置かれていたティーダに乗ってみましたが、デビューから時間も経過しており、インパネのデザインが古いことや、走行感覚も見た目よりかなりチープなもので、これではとても小さな高級車などとは言えないことが判明。ティーダは以前から少し興味はあったものの、一気に冷めました。
試乗後は、ショールームの中にあったキューブになにげなく座ってみたところ、その広大な居住空間、柔らかなシートなど、こういう車もあるのかと、予想だにしなかった驚きがありました。欲しいとまでは思わないまでも、いちど是非運転してみたいものです。たまたま試乗車がありませんでしたが。

続いてプジョーのディーラーへ。ショールームを一巡したのち、207の中間車種に試乗。プジョーはもともと猫足といわれるように、しなやかな足回りで小気味良いスポーティードライブができるのが特徴でしたが、この207ときたら、やたらめったら引き締められた固い足回りのせいで、ボディは絶えず小刻みに揺すられ、まるでスポーツカーのような乗り味でした。特別のスポーティバージョンでもない通常のカタログモデルであれだけの固い乗り心地というのは、到底なっとくできるものではありませんでした。
たしかに一定の質感はあり、その点ではただブカブカした乗り味のティーダなどとは一線を画するものがありましたが、あんなに始終揺すられるのはなんにしろ疲れていやですね。

さらにもう一軒、フォルクスワーゲンに行き、最新のゴルフとポロを観察して、ゴルフのTSIコンフォートラインに試乗しました。そうしたら、これがとんでもなく良くできた車でした。ドイツ車は骨太でゴツくて無愛想などというのは昔のイメージで、非常にあたりが柔らかく、しなやかで、しかもたったの1.4Lにターボなのにものすごいパワーがあり、大人の男4人を乗せた状態でもグイグイと力強いパワーを生みだします。上り坂でもちょっとひと踏みで100km/hなんてあっという間で、しかもスタビリティ(安定性)も操縦性も文句なしで、いやはや舌を巻きました。おまけにプリウスに迫る高燃費と来ていますから、もう呆れるばかりです。
後ろの席はシートの座面も平坦で乗り味もやや落ちますが、フロントシートにいる限り、運転席でも助手席でも、そのフィールはまさに高級車のそれでした。
いまのゴルフは下手なベンツやBMWよりよほど上質な走りをする、本物の高級車だと心底思いました。あんな緻密な走りをして、エンジンはすごく静かで、速くて、それでいて外観はしれっと地味なゴルフなのですから、これは大した車です。

このゴルフの何台分もの金額を払って、意気揚々とベンツやBMWに乗っている人に、ゴルフのハンドルを握らせたら、何というか聞いてみたいものです。
もちろん、ブランドやマークだけで乗っている人には、どうでもいいことでしょうけれど。
一気にいろいろ乗れて、久しぶりにいい勉強になりました。
2010/07/25 Sun. 11:52 | trackback: 0 | comment: 0edit

ルイサダ=× CFX=◎ 

なんとも猛烈な暑さが続きますね。

昨日はジャン=マルク・ルイサダのリサイタルに行ってきました。
当初は行くつもりはなかったのですが、レコーディングにまでヤマハを愛用するルイサダのこと、デビュー間もない最新のコンサートグランドのCFXを使用するのでは?という予感がしたのでヤマハに問い合わせると、果たしてその通りだったために、このピアノの音を聴く目的ができたのでチケットを買いました。

ムッシュ・ルイサダは、少しは意外な良さを見せてくれてもいいのにと思うほど、マロニエ君のマイナスの予想通りの演奏をしてくださって、はああ、もう、ぐったりこってりきました。
マロニエ君は、なによりまず、プロの下手くそというのが大嫌いなんです。

ルイサダは音楽に関して、とりわけショパンのスペシャリストとしては、おしゃべりをさせれば一家言あるのでしょうが、悲しいかなテクニックがかなり劣り、それでいて高い音楽性があるかのごとく強調したいのか、表現がバラバラで、くどくて、聴いていて苦しくなりました。
お金を出して、時間を使って、せっせと出かけて行くからには、なにかしらいい気分にさせてほしいものですが、わざわざこういう不快なパフォーマンスにお付き合いさせられるのが嫌なのです。

とくに及ばないテクニックと、もっともらしい解釈の、辻褄を合せようとした不純な演奏というのは哀れを覚え、不快感が募ります。

それにひきかえ、ヤマハのCFXは予想以上にいいピアノでした。
ちょっとびっくりです。
ピアノに関しては久々に清々しい気分で満足できましたから、ヤマハのお陰で出かけて行った価値は十分にありました。

これに関しては「マロニエ君の部屋」に改めて書くつもりですので、ここではこれぐらいにしておきます。
2010/07/23 Fri. 23:03 | trackback: 0 | comment: 0edit

草戦争、ついに化学兵器へ 

今年の5月ごろからマロニエ君が我が敵と思い定めて戦っているもの、それは憎き雑草です。
一時は完ぺきに殲滅してやろうと何日がかりで草取りに精を出ました。
屈んだ体勢での数時間にわたる連続作業を数日間繰り返すため、腰は傷め、血流不順で頭はフラフラ、失神寸前。
それでも努力の甲斐あって2~3度は当方の輝かしい勝利気分が味わえたものです。

ところが梅雨が到来し、降って降って降ったあげくの直射日光。
これを幾度か繰り返しているうちに敵は見る見る盛り返し、あっという間に形勢逆転してきました。
それでも梅雨のうちは作業を諦めていたところ、これが祟って、はれて梅雨明けを迎えたころには、あたりはもはや一変していました。

かつて勝利気分を味わったあの光景は見る影もなく、そこは所狭しとびっしり生い茂る雑草のジャングルと化しています。
しかも、数回にわたって完ぺきに近い草取りをやっていたために、生えてくるのはいかにも若々しい、活きのいい、青くつやつやとした雑草ばかりです。
まさに立錐の余地もないほどびっしりと生えそろい、その合間合間に上の木から落ちてきた実が芽を出して、雑草と新芽に完全に占拠されためちゃくちゃな状態となりました。

果たしてマロニエ君は暑さに弱く、湿度に弱く、蚊に弱く、とうていこの状況下で再戦を挑む気概は失っておりました。
それに、抜いても抜いても際限もなく無尽蔵に生えてくる敵のしたたかさは身に滲みてわかっていますから、これ以上戦っても当方の戦力を疲弊させるのみということが容易に判断され、ついには恐ろしや化学兵器の投入を思いつきました。

ホームセンターで該当品を購入し、梅雨明けを待ちました。
梅雨明け宣言と同時に照り返す容赦ない焼けるような直射日光は、まるで雑草どもの傍若無人を誘いこむようにみえました。
そこで間髪入れず散布開始。
中型容器を完全に使い切りましたが、さてさてどうなりますことやら。
2010/07/21 Wed. 22:53 | trackback: 0 | comment: 0edit

無名読者からのコメント 

「マロニエ君の部屋」の読者の方から、ブログのコメント欄を利用してカワイのグランドピアノの変遷について、下記のようなアドバイスが寄せられました。
マロニエ君は勝手ながらブログでのコメントのやり取りはしない主義なので、このままでは返答ができませんし、大変参考になる内容ですので、原文のままご紹介します。



カワイピアノの系統については
http://www.kawai.co.jp/piano/grand/rx/pdf/GP_20100112.pdf の11ページをみていただくとわかります。
オオシロにある700号はKGの前の800号と同世代で独立アリコートをもつものがあります。
その後KGは普及品としてベヒシュタインのコピーのアリコートなしといったん品質が落ちます。ディアパソンの劣化版コピーです。KGの品質はずっと問題がありました。いわばディアパソンの量産性をあげた粗製濫造の気配があります。
一方S&Sの影響を受けた手作りセミコンGS(シュワンダー)が登場、その後量産品CA(ヘルツ)となります。
フルコン800号はd174とCFの影響を受けたEX(ヘルツ)となり、途中手作りのセミコンRX-A、R-1が出現します。 KG(シュワンダー)は最終型KG-N(ヘルツ)からベヒの影響を脱出、CAと合体してアリコート付となります。
このころカワイはボストンを作ることでS&Sの秘密を握ります。 その後KG-NはRXと名前がかわりますが、フレームは角穴のまま。
1999年にRXはスケールデザインがかわり、丸穴となりピン板付近に左右を縦貫するフレームが登場しヤマハのCに似たデザインとなります。同時に高級版SKが誕生します。SKはRXより手作りが多く、寝かした材料を使って整調、整音、鍵盤ダンパー錘が一品一品に調節されたものです。
したがってお持ちのGSはシュワンダーながらセミコンの作りなのでいいピアノです。アクションはディアパソンの木製ヘルツ式のウイペンに変えることができますよ。作りのよいGSを弾かれていたので他のピアノの良し悪しが良くわかるのだと思います。
2010/07/20 Tue. 02:43 | trackback: 0 | comment: 0edit

バックハウスの新譜 

実に思いがけないCDが発売されたので、さっそく購入。
なんとバックハウスが死の3か月前にベルリンで行ったコンサートのライブで、これまでまったくその存在すら知られておらず未発売だったものです。
2枚組の収録曲はベートーヴェンのピアノソナタ4曲で、第15番ニ長調Op.28『田園』/第18番変ホ長調Op.31-3/第21番ハ長調Op.53『ワルトシュタイン』/第30番ホ長調Op.109というもの。

この演奏時、マエストロは85歳という高齢にもかかわらず、例のあのくっきりとしたとした調子で、時には情熱的に、時にはリリックに、総じて雄渾にベートーヴェンを弾いているのはほとんど信じがたい事でした。
デッカに残したあの名盤のような完成度こそないものの、素晴らしく鮮やかな録音により、生きた生身の老巨匠が今まさに目の前の至近距離にいるようで、こういうものを聴くとあらためて録音技術の発達には惜しみない感謝を送りたい気分になります。

使用されたピアノがまた嬉しい誤算で、バックハウスのピアノはベーゼンドルファーというのは、もはや常識中の常識で、この両者を引き離すことはできないものと思っていましたが、なんとこのコンサートではベヒシュタインを使っています。一流のピアニストになると楽器の個性を超えて「その人の音」というのをもっているものですが、ベヒシュタインを弾いてもバックハウスは自分の音を無造作に鳴らしているのはさすがだと感心させられました。

それでもベーゼンドルファーにある柔和さと引き換えに、ベヒシュタインの単刀直入なドイツピアノの音は個人的にはより鍵盤の獅子王と言われたバックハウスにはとても合っているように思えました。

それにしても、バックハウス、ベートーヴェン、ベヒシュタイン、ベルリンとまさにのけぞりそうなドイツずくめで、これだけ条件が揃うのも珍しく、ヒトラーじゃなくてもドイツ万歳!という気分になりました。
スタジオ録音では聴かれなかったワルトシュタインでの一期一会のような生命の燃焼は圧巻で、この日から3カ月を待たずにあの世の人になろうとは…。
最近は、ときどきこういう思いがけないものが発売されるのは単純に嬉しい限りですが、マロニエ君のCDエンゲル係数は上がるばかりなのが我ながら恐ろしくなります。
2010/07/17 Sat. 21:01 | trackback: 0 | comment: 0edit

ブリュートナー!?(補足) 

ニュウニュウのショパン・エチュードのCDですが、私がメールをいただいた方の中では、未だにあんな音がブリュートナーだとは納得しておられない方もいらっしゃいます。ブリュートナーのこともご存じのその方は「ブリュートナーはもっとしなやかな音がする」と言われるのです。
マロニエ君としては音の良し悪しは別にして、ブリュートナー社が出しているCDと聴き比べてみて、音の本質は同じもののように感じたというのは昨日書い通りですが、あくまでマロニエ君の耳にはそう聞こえたというだけですから、むちろん断定はできません。

思うに、もし本当にブリュートナーは使っていたとしても、仮定ですが、中国のピアノの調整にも一因があるのではないかと思いました。
マロニエ君の部屋の「中国のピアノ」でも書いているように、中国におけるピアノの調律センスというのは、ちょっとまだ我々には信じられないぐらい遅れている面があると感じています。

もちろん中には上手い人もいるかもしれませんが、でも、しかし、土壌全体がもつレベルというのは厳然とあるわけで、ピアノ店などに行ってもそれはもう笑ってしまうようなことが多々ありました。というか、これまで行ってみたピアノ店は全部それでした。(唯一の例外は北京で行ったスタインウェイの店だけでした。)

さらに想像ですが、だからジャケットの表紙のブリュートナーの文字を消したのは、日本のブリュートナーの輸入元あたりが「あれでは困る」というわけでメーカー名を消すことになった、というようなストーリーまでつい勝手に考えてしまいました。
いずれにしても、いただけない音であることには変わりはないと思いますが。
2010/07/16 Fri. 12:33 | trackback: 0 | comment: 0edit

ブリュートナー!? 

拙文マロニエ君の部屋に「今年聴いたショパン-No.6ニュウニュウ」で、どう聞いてもピアノの音が納得がいかないからきっと中国のピアノでは?と書いていたところ、ブログのコメントに名も無きお方からお知らせをいただきました。
それは中国盤のジャケット写真で、そこにはニュウニュウ君がポーズをとるピアノの蓋にブリュートナーの文字がはっきりと写っていました。
日本盤のジャケットも全く同じ写真ですが、そこは黒く塗りつぶされており、ピアノのメーカーがわからないように処理されています。なぜそのようなことをするのか不可解ですが。

さて、写真のピアノがブリュートナーとしても、それが必ずしも使用ピアノと同一とは限らないこともままあることなので、確認のためにブリュートナー社から発売されているCDを聴いてみたところ、まぎれもなくニュウニュウがショパンを弾いているピアノの音と同じ音質で、これにはさすがに呆気にとられました。

さっそくブリュートナーのホームページにアクセスして、ジャケットのいくつかの写真を手がかりに探したところ、Supreme Edition 210cm という機種であることがほぼ特定できました。
コンサートグランドではないという点だけは当たっていましたが、まさかライプチヒのピアノとは思いもよらないことでした。
言い訳のように聞こえるかもしれませんが、たしかにブリュートナーってドイツのピアノにしては線が細くてしまりのない音なので、マロニエ君はごくわずかな経験しかありませんが、あまり好みのピアノではありませんでした。あれならば日本の同サイズのピアノのほうが数段好ましく思いますし、レコーディングに使うべきピアノとは今でもとても思えません。

中国人だから中国のピアノならまだわかるのですが、なんでまたわざわざそんなピアノを使ったのか、いよいよ不可解は募るばかりですが、お陰でともかく真相が究明できてよかったです。

お知らせいただいた方は、メールをいただいたのであればお礼のメールも出せるのですが、それもできない為、とりあえずこのコメントをお礼に代えさせて頂きます。
お知らせ頂きありがとうございました。
2010/07/15 Thu. 18:28 | trackback: 0 | comment: 0edit

店内は昭和 

今日はちょっとした冒険をしました。
以前から前を通って気になっていた店に行ってみたくなり、一人ではもちろん嫌なので友人を連れ出しました。
南区清水にあるハローコーヒーという店です。
パッと見はいかにも古臭い、いまどきもうあまり見かけないセンスの派手な喫茶店という感じですが、店自体が結構大きいので、いつ通っても、妙に存在感があってとても目立つ感じだったのです。
それと気にかかっていたもうひとつの理由は、いつもお客さんが結構来ているみたいで、深夜でも必ず何台か車が止まっていましたので、それなりの人気があるのだろうという気がしていたのです。

というわけで、まさに冒険開始!ついにその店のドアを開けました。

店内はだらんとした茶色基調のある程度想像通りの雑然とした雰囲気で、一言でいうと古いのです。
まさにそこは「昭和」という感じで、あえてそれをウリにしているのだろうと思います。
まだ山口百恵あたりが現役で、携帯やパソコンなんて無い時代にタイムスリップしたようでした。

メニューを見ると、基本はコーヒー店であるのは間違いないのですが、それよりもはるかに豊富で色とりどりに目に飛び込んでくるのが食事のメニューでした。
内容は、主にハンバーグ、海老フライ、ステーキ、ピラフ等々…昔懐かしい「日本の洋食」という世界といえばいいでしょうか。その手のメニューがざくざくあって、選ぶのが大変です。

とりあえずハンバーグとポークのソテーが組み合わせられた料理を注文しましたが、だいたいどれを頼んでもスープとライスがセットになっているようです。
カウンターの脇にスープとライスとコーヒーのセルフサービスのコーナーがあり、注文した品々はここで好きなだけ自由に取っていいらしく、こういうところは結構豪快です。

果たして味は、これも想像通りといいますか、とくべつ美味しくてガッツポーズ!というほどでもなければ、不味くてがっかりということでもない、そんな感じの味でした。それでもハンバーグはこの店の自慢のようで、ちょっとした美味しさは伝わりました。

驚いたのは、決して大入り満員というわけではないものの、次から次へと確実にお客さんがやってくることで、今どきのファミレスとは一味違うこの店は、静かなファンを獲得しているようでした。

食後にコーヒーとシフォンケーキのセットを注文しましたが、なにもかも自前で作っているという感じでした。
デザートなしなら、千円以内で満腹できるメニューが大半です。
「お食事リンク」に追加しておきますので、みなさんもお気が向いたら覚悟の上でどうぞ。
2010/07/13 Tue. 01:33 | trackback: 0 | comment: 0edit

変わらないでほしいもの 

夕方、天神に出たついでにヤマハによってみようと思い立ち福ビルに入ったところ、中央のエスカレーターの昇り口に立て札がしてあり、エスカレーターが動いていないことで思い出しました。二階三階に陣取っていた書籍の丸善が6月末日をもって閉店したのでしたのが、ついに現実の形となっていました。
正確に言うと、新装成る博多駅に移転するということのようですが、なんであれ天神の一等地の大きな売り場が2フロアもまた空いてしまったことに変わりはありません。

旧岩田屋本館が数年間、空き家状態だった天神の暗い象徴が、今春やっとパルコとして復活したと思ったら、また道の向い側がこのような状態になってしまったのはなんとも暗い気分になるものです。
となりのビルにあった紀伊国屋書店も数年前に別の場所へと去って行きましたから、大型書店が次々に姿を消すのが近年の天神の特徴のようです。
それにしても、ビルの一階中央にあって動かないエスカレーター、そこに続く上は暗く眠ったような気配が立ち込めるというのは良いものではありませんね。

このビルの一階に限って言うと、この天神の中心的なビルの入居店舗はマロニエ君が子供のころから数十年にわたってほとんどその顔触れは変わりませんでした。
それがこの数年というものちらほらと変化があり、少しずつ居並ぶ店の景色が変わってきました。
押し寄せる時代の波はもちろん、経営者も年をとり内から外から様々な変化があったのでしょうね。

そんな中で奥の入り口側に広くスペースをとったヤマハ福岡店は長年(おそらく50年近くでしょう)ここにあり、もはやこの場所はヤマハ以外には絶対に考えられないというほど強いイメージとなって、我々の脳裏には深く刻み込まれています。

思い起こせば、昔はカワイも天神に福岡店があったのですが(アクロスの北側向かいの角、旧東急ホテルの道を挟んで西隣、現在は仏壇店。)、こちらはなくなって久しいですが、これも考えてみれば残念なことだったと思います。

ともかくヤマハにはいつまでも現在の場所にあってほしいと心から願うばかりです。
まさに天神の歴史あるランドマークの一つで、福岡に生まれ育った我々はそのビルの匂いまでヤマハのイメージの一部になっているのですから。
2010/07/10 Sat. 02:07 | trackback: 0 | comment: 0edit

電子ピアノにふらり 

先週末のこと、友人とイオンモールに行ったのでシマムラ楽器に立ち寄りました。
電子ピアノをいろいろ見ているうちにローランドの新製品が目に留まりました。
DP990RF http://www.roland.co.jp/PIANO/sty/dp990rf.html
という機種で、スリムなデザインである上に全身黒ずくめで、いわゆるピアノブラックという黒の艶出し塗装が、まるで高級機種のような生意気な雰囲気を持っていました。とくにフタを閉めた時のハッと息をのむようなシンプルなデザインは非常に秀逸で、インテリアとしてもなかなか素敵な雰囲気だと思えました。
これまでは電子ピアノというと、木目調のダサダサの音楽教室みたいなデザインが多かった中で、これはオッと目を引くモデルでした。

価格も20万弱と、それほど高額なものではないということで、熱心に見ていると店員がじりじりと寄ってきて購入条件などを教えてくれました。セール中という限定つきではあるものの、本体の他に椅子、ヘッドフォン、好きな楽譜一冊、配送料・組立が無料という、聞かされる側にしてみればますます引きつけられる内容でした。

友人がかなり乗り気になったものの、その日はいったん引きあげました。
それというのも、帰宅してネットで調べれば、さらに2~3万は安いものが出てくるだろうという浅ましい考えもあったからでした。ところが、いろいろ調べてみると、僅差ではあるもののネット上にさえ見当たらない好条件であったことがわかり、あらためてびっくりしました。
いまや店頭販売でもネットと真っ向勝負をする時代がきたのだということがわかり、いまさらながら商売の厳しさを痛感です。

マロニエ君もできることならああいうのが一台欲しいところですが、これまでにも買う寸前まで行って断念したことが実は2度ほどありました。その理由は複合的で一言でいうのは難しいのですが、大きな理由の一つは電子ピアノ特有のタッチでした。
あのいかにも軽くて不自然なタッチはどうにも馴染めそうにもなかったのは、今回もやはり同じように感じた点でした。

最近の機種はタッチも数段階変えられるようにはなっていますが、なにしろ基本がペタペタなので…。
その点だけでいうなら、ヤマハの同クラスのほうが本物を生産している強みなのか、しっとり感があって幾分ピアノらしく優れているような気もしましたが。
でも、詳しい人に言わせると電子ピアノの分野では、やはりローランドがいろんな意味で先頭を切っているという話でした。
あのデザインはこれからのトレンドで、カッコいいモデルがこの先ぞくぞくと出てくるのかも。

結局、見るだけ見て、弾くだけ弾いて、話を聴くだけ聞いて、ネットで調べて、その挙げ句が誰もかわなかったのですから、いやはや悪い客ですね。
2010/07/07 Wed. 22:44 | trackback: 0 | comment: 0edit

エセックスピアノ 

エセックスというピアノがあります。
これはスタインウェイが展開する廉価ピアノのブランドで、設計にはスタインウェイの手が入っているらしく中国のパールリバーで委託生産されている小さなピアノです。日本のカワイ楽器で生産されるボストンが同様の位置づけだったことは周知の通りですが、エセックスはさらにそれよりも安い、いわばグループの最下部をささえるという使命を帯びたブランドというわけでしょう。

これをまとめて弾いたことがなかったので、市内のスタインウェイ特約店に行って少し弾かせてもらいました。
同サイズの小型グランドが3台ありましたが、はじめにさる有名ピアニストが最も気に行って購入すべく選んだという一台を弾かせてもらいましたが、マロニエ君にはハアそうですか…ぐらいにしか思いませんでした。もう一台も同様で、中国ピアノに共通するタッチの鈍い感じと、あまり上品でないキンキン気味の音が気になりました。もちろん値段はかなり安く、ものの価値判断は価格を前提にしながら下すべきなので、純粋に費用対効果という意味からいえばそれなりの価値があるのだろうとは思いました。
忘れてならないのは、エセックスは多くが色物ピアノなので、通常ならこれだけで2~30万アップになることを考えるならますますその割安感は説得力を持ちますし、内部のことは別とすれば、見た感じはなかなかきれいに仕上がっていると思います。

最後に一番左にあったピアノを弾くと、タッチが先の2台とは明らかに異なりました。
音もはるかに上品で、中国ピアノ特有のちょっと気に障る音がフォルテ以外ではほとんどしませんし、タッチもしっとりしているのに反応も良く、均一感もあり、これはなかなかじゃないかと思いました。店主の談によると、この一台だけが多少古い展示ピアノで、残り2台は文字通りの新品だそうです。

経験的にそんなことはないと思いつつ、多少弾き込まれた故の違いかと思っていたら、店主の方が思い出されて、やはりそのピアノだけは名のある技術者の方が以前にずいぶん手を入れられたとのことでした。
それなら納得です。
聞けば、エセックスは安い分、出荷調整なども不十分で、販売店泣かせの一面があるようです。高額商品ならどれだけでも手間暇かけて最高の状態に仕上げることも可能でしょうが、安いピアノにあまりそれをするとビジネスバランスに障りが出るようです。スタインウェイの同じサイズならこのエセックスが6台かそれ以上買えるのでしょうから、なにごともコストと利益が重要視される社会ではやむを得ないことなのでしょう。

しかし、それでもなんでも、やはり優れた技術者が手間暇をかけたピアノというのは格別な味わいがあるものですし、それがいかに大切かということを再確認させられました。
マロニエ君ならそのぶん別料金を払ってでも、入念な調整をお願いすると思います。なぜなら、それをするかしないかでピアノの価値は2倍になるか、はたまた半分で終わってしまうと思うからです。
2010/07/04 Sun. 14:58 | trackback: 0 | comment: 0edit

運転がおかしい 

最近とくに感じることですが、変な運転をする人が多いと思いませんか?
とくに男の運転がおかしい。

こんなジェンダーフリーの時代にこういうことを言ってはいけないのかもしれませんが、以前は車の運転の上手さといえばほとんど男の独壇場でした。
峠を責める走り屋といわずとも、タクシーの運ちゃん、スタンドのお兄ちゃん、白いワゴンで東奔西走する営業の男性など、かつての男の運転は今思うと根本的にテクニックの格が違っていたようです。女性の運転する車は走る後ろ姿でそれとわかり、男は舌打ちしながらもそれを諦め顔で許していましたっけ。

それがどうでしょう。いまやノロノロと気の抜けたような運転をしているのは大半が男です。
しかも驚くべきは若いお兄さんが不健康な顔つきで法定速度以下でボーッと運転していたりするのは、近頃では決して珍しい光景ではなくなりました。
車にも多少の趣味を持つマロニエ君に言わせれば、男にとっての車の運転の巧拙というのは、一つの磨くべきステイタスでもあり、世が世なら坂本竜馬の千葉道場とまではいいませんが、ちょっとした剣さばきにも匹敵する男性的たしなみのようにも考えられていた時代さえあったように記憶しています。

どんなに見栄えのいい男でも、デートして車の運転が下手でオロオロしようものなら、いっぺんで女性から軽蔑され、ときめくデートも台無しになるぐらいの厳しさがあったように思います。
とりわけバックに弱い女性は、男が見せる鮮やかなバックでの車庫入れなどに心ときめかせたそうで、バックの時に男が助手席のシートの後ろに手をまわしてグッとパワフルにバックなどすれば、そのセクシーさに呆然となるというような話はいくらでも転がっていました。

それが今ではノロノロ運転は当たり前、周囲の状況や気配もつかめずにトロトロと人の前をマイペースで走る車のなんと多いことか。もちろんただ飛ばせといっているのではないし、車は一歩間違えば凶器になるので、安全運転は大切ですが、ようはメリハリのない周囲に迷惑をかける走りをするアホが多すぎるのです。

若者の車離れが話題になって久しい今日この頃、必然的に運転も下手くそになって当然でしょうが、車に限ったことではなく、物事に対して勢いとか情熱といったものが悉く失われたようで情けない気分になりますね。

あと怖いのは女性で飛ばす人。
毎日車に乗っているものだから、運転それ自体には馴れてしまって、危険に対する意識もマヒしてくるのか、軽や四輪駆動車や巨大なワンボックスで鬼のように飛ばしてくる女性がいます。
こちらの特徴は、女性特有の「飛ばし方を知らずに飛ばしている」という点で、ノロノロ男より危険度ははるかに上を行きます。こういう女性は雨になればスリップしやすいという初歩的な知識もないまま、通い慣れたスーパーの往復などを風を切るようにすっ飛んで行き、危ない時は相手が止まってくれるものだと思い込んでいるようです。

どっちも困ったもので、ハンドルを握る身としてはイライラムカムカさせられることしきりで、さっきもそんな車にやきもきさせられ、こっちばかり疲れてしまうようでバカバカしいのですが、自分の性分もなかなか直りませんね。
2010/07/01 Thu. 18:50 | trackback: 0 | comment: 0edit