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ぴあのピアの徒然日記

福岡でピアノを楽しむサークル、ぴあのピアの日記です。コメントは機能していませんので、メールを頂けると助かります。

エネスコのピアノソナタ 

かねてよりエネスコのピアノソナタを現代の演奏家で聴いてみたいと思っていたのですが、藤原亜美というピアニストが弾いたCDがありました。
現存する2つのソナタ(第1番/第3番)やリパッティの作品を収めたアルバムでしたが、日本人の演奏でジャケットの雰囲気などずいぶん迷ったあげく、購入に踏み切りました。

そうしたらこれが大当たりでした。
すっかり感激してさっそくマロニエ君の部屋に書きましたので、よろしかったらお読みください。

ル―マニアといえば普通思いつくのはコマネチやチャウシェスクの劇的な失脚劇ぐらいですが、音楽の世界ではエネスコはじめリパッティ、ハスキル、ルプー、ボベスコ、シルヴェストーリ、チェリビダッケなど錚錚たる顔ぶれが容易に思い出されるほど優れた音楽家を輩出した国なんですね。

そうそう、吸血鬼ドラキュラのモデルの貴族とその山城もたしかルーマニアが舞台で、現在もその戦慄の城が山深く存在しており、近づくものを断固拒絶する不思議な力があるといいます。
いまさらですがヨーロッパ奥深さには感嘆するばかりです。
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2010/03/30 Tue. 17:56 | trackback: 0 | comment: 0edit

バルトークの誕生パーティ 

知人のバルトーク研究家が開催するバルトークの誕生パーティに招かれて行ってきました。
本来の誕生日は1881年の3月25日なので、二日遅れではありますが参加者の都合を考慮しての土曜開催ということになったようです。
こじんまりとしていながらも素晴らしいメンバーが集い、主催者のお人柄を感じさせる楽しくも質の高い一夜でした。
バルトークについてあれこれと語り合い、簡単なレクチャーや演奏もあり、まさにバルトーク一色でしたが、決してアカデミックな臭みのあるものではなく、あくまでも偉大な一人の音楽家に敬愛の念を示しながら一同楽しく食事と音楽とおしゃべりを満喫しました。

遠くは熊本からわざわざ駆けつけられた方がおられましたが、この方がまたなんとも優雅な老齢の紳士で、美しいバラの花束を持っての登場でしたが、こういうことをしてちっとも嫌味でない上品な方でした。
おしゃべりをしていてもなんとも自然で心地よく、こういう歳の取り方がしたいものです。

驚いたのはマロニエ君のご町内ともいえる、我が家とは目と鼻の先の距離にお住まいの方が二人もおられ、さらには先日の音楽院でお見かけした先生などもいらしており、やはり世間は狭いものですね。
むろんお二人とも車でお送りしました。

次回が楽しみです。9月26日が命日なんですがどうされるんでしょう?
2010/03/27 Sat. 01:33 | trackback: 0 | comment: 0edit

練習会 

今日は知り合い3人で練習会みたいなことがありました。
そのうちのお一人はこのところ大変熱心に練習に身を入れられており、ひたすらピアノに向われる背中には感心するばかりです。
ピアノはまず、何をおいても練習ですから、それが楽しいことは強みですね。

もう一人はとても美しいドビュッシーを弾かれ、これがまた同じピアノなのにぜんぜん違う音色が出てくるのに感心させられました。
最近感じるのですが、ピアノは自分で弾くより、そばで聞いているほうがその音色の美しさに感銘を受けます。
やはり自分が弾くと、音だけを楽しむという余裕がないのでしょうし、自分が弾く時とはまた違った位置で聴くために耳に届く響きも変わってくるのだろうと思います。

今日の会場にあったピアノはカワイのグランドで、かなり弾きこまれたピアノでした。
タッチが重いのでずいぶん勝手が違いましたが、おそらくはシュワンダ―式という昔のアクションをもったピアノだと思われました。
シュワンダ―は敏捷性こそ現在のものには及びませんが、そのぶんしっとりとしたタッチ感があり、これをうまく調整すると軽くもなり、同時にしっとり感も出てかなりいい感じにもなるもので、技術者の中にもこちらを好む人もいらっしゃいます。

音もカワイ独特の華やかさがあり、ヤマハとはずいぶん違いました。
2010/03/26 Fri. 23:31 | trackback: 0 | comment: 0edit

福岡パルコ 

天神に出たついでにオープン間もない福岡パルコを覗いてみました。
平日にもかかわらず大変な人出で、中に入るにも、エスカレーターに乗るにも人で渋滞です。

全体をざっと回りましたが、基本的な印象としてはどこにでもある女性ファッション中心の店舗ビルで、マロニエ君のようにあまり関心のない者からすると、どこがどう新しいのかよくわかりませんでした。
ここは築70年を越す昔の岩田屋で、マロニエ君が子供の時分にはもっともなじみ深い建物でしたが、内装をいかに改装しようともその骨格はいかんともしがたく、狭くて天井の低い旧岩田屋のイメージの名残ばかりが感じられ、昔のイメージ払拭にも限界を感じました。
ありふれたピアノにどんな手の込んだ特別の改造や調整を施しても、うわべは変わっても、生まれ持った基本は覆らないのと同じようなものですね。

最上階にイシバシ楽器というのがあったから覗いてみました。
ここは「バンドユーザーの全て叶える内外のブランドギターの大量品揃え」とあるように、店内は徹底してバンド関連の楽器や商品で埋め尽くされており、クラシックに関するものは本一冊、小物ひとつもないという見事なまでの徹底ぶりでした。
楽器店を名乗りながら、これほど特定のジャンルに特化するというのも潔いものを感じます。

残念ながらマロニエ君にはこの先も用のない店ですが、そのぶんヤマハの存在感などが際立ってくるような印象を受けました。逆にこのジャンルが好きな人には大いに歓迎される嬉しいショップだろうと思われます。
2010/03/24 Wed. 18:56 | trackback: 0 | comment: 0edit

なつかしさ 

マロニエ君の母校である福岡音楽学院の発表演奏会には毎年ご招待いただくので今年も行ってきました。
会場の末永文化センターホールは、かつての院長であられた末永博子先生のご主人が立てられたもので、普段は九州交響楽団のホームグラウンドにもなっています。
博子先生は本当に怖かったけれど、とても可愛がっていただいた記憶が残っています。

演奏会は付属幼稚園児の合奏で幕を開け、連弾あり弦楽合奏あり、最後は現院長によるソロで幕を閉じました。
とくに素晴らしかったのは現役ピアニストのラフマニノフの2台のピアノのための組曲第2番で、なかなかに聴きごたえのある演奏で堪能できました。

老先生はお年を召して、もはや会場にはお出向きにはなりませんし、関係者の大半の顔触れは昔とは変わってしまっていますが、それでも学院のもつ雰囲気は不思議に残っていて、なつかしいものを感じます。

このホールに行くといつも思うのは、豪快なピアノの数です。
スタインウェイを筆頭に4台ものコンサートグランドが左右にごろごろ置かれていて、これを一気に使うことはあるだろうかということです。
思いつく曲ではバッハの4台のピアノのための協奏曲やストラヴィンスキーの「結婚」ぐらいですが、それとて九響のプログラムにのるのはそう滅多にあることではないでしょうね。
2010/03/22 Mon. 01:38 | trackback: 0 | comment: 0edit

芸術家は絶滅寸前 

今年はショパンの生誕200年という節目が商業主義の格好の餌食になっているようです。
ヤマハで音楽雑誌をパラパラめくっていたら、さる日本人ピアニストがこの関連イベントで途方もないことをするらしいことを知って驚愕しました。

なんと、ショパンのソロ全曲を一日16時間かけて演奏するというまさに曲芸師さながらの企画で、ギネス記録への挑戦も兼ねているとは、あいた口がふさがりません。
ショパンの芸術はそういうこととは真逆の極みにあるもので、そんなことをしてまでとにかく人の注目を集めようとする関係者の思惑だけが生々しく感じられます。

芸術家が芸術の質を勝負にして生きられない時代の、浅薄な価値観が世の中を支配している責任もあるとは思いつつ、だからといってこのようなばかげた挑戦に自らの才能を浪費するのは、なんともいたたまれない気分になります。
いかに指さばきと暗譜とスタミナにかけては天才であろうとも、こういうことをする人をマロニエ君は決して芸術家とは思いません。
さらには、それを英雄視し快挙として素直に尊敬し憧れる価値観の人たちがいると思うと気持のやり場がなくなります。
2010/03/20 Sat. 20:57 | trackback: 0 | comment: 0edit

嶮しい道 

今日は思いがけない来客がありました。
この方がむかし父のアトリエのお弟子さんだったのは、マロニエ君が子供の頃でした。
お弟子さんたちの中でもちょっと異色の存在で、非常に厳格でストイックなところがあり、父の周辺を我が事のように取り仕切っている趣がありました。みんなから怖れられる存在で、マロニエ君もたびたび叱られた思い出があります。
数年後、彼女は一大決心のもと、別の道を志すとしてアトリエを辞めていきましたが、それは文学と歴史研究の道に身を投じるためでした。
とりわけ地元の歴史研究に没入し、野村望東尼の研究では第一人者の地位を確立して、すでに西日本新聞社から数冊の著作が刊行されていますが、先ごろ福岡市文学賞を受賞され、我が家に報告の挨拶に来てくれました。

しかし書籍出版にも音楽CDと変わりない苦労があるようで、一定量は作家買取の義務を負わされるらしく、数が望めるジャンルでないだけに文化研究の道の嶮しさも大変なようです。
それでも自分の努力が報われて書籍という形態に結実するのは何物にも代えがたい喜びがあるようです。

聞けば一冊の本を出すには、文字通り山と積まれた資料の谷間で気の遠くなるような調査と勉強の連続だそうで、やはり一つのことを成し遂げるのは生半可なことではない不屈の精神とひたむきな情熱が欠かせないようです。
道を究めるというのは損得も寝食も忘れて、自分の人生をひとつのことにあてがえるかどうかなのかもしれません。
2010/03/17 Wed. 23:21 | trackback: 0 | comment: 0edit

パン屋のチェロ 

今日は休みで、とあるパン屋にパンを買いに行ったところ、一足先に大きなチェロケースを抱えた男性が店に入っていくのが目に入りました。するとその人、店の奥の飲食スペースに腰を下ろすなりチェロを取り出し、まわりにお客さんがいるのもお構いなしに、いきなり音を出し始めました。それも遠慮のない力でぐいぐい楽器を鳴らし、ただ練習のようなことをやり出しました。

営業中の店内で、あれだけ周囲に憚りなく音を出すからには、おそらくお店のほうは承知のことかもしれませんが、この異様な光景にはいささかびっくりでした。
もしかするとプロのチェリストで、あとでイベントのようなことをするのかもしれませんが、あれはちょっといただけませんでした。

思いがけないところで耳にするチェロの、その朗々とした音はたしかに美しいものでしたが、いかにも自信満々なその行動は、むしろ周囲から注目される快感をひとり楽しんでいるようで、まるでその人のアクの強いメッセージを聞かされたようでした。

生のチェロの音を聞けたのに、帰りはちっともいい気分ではありませんでした。
2010/03/13 Sat. 23:25 | trackback: 0 | comment: 0edit

バッハのトッカータ 

少し前にバッハの好きな知人から、トッカータのオススメCDはありますか?と聞かれて、はたと困りました。
この見事な作品(BWV910-916)をピアノで録音している人は、実はとても少ないのです。
手持ちのCDを思い浮かべても全7曲となるとグールドぐらいしか思い当たりません。
アンジェラ・ヒューイット(カナダの閨秀ピアニスト)がそのCDを出していることは知っていましたが、ベートーヴェンなどでは表現が単純でややうるさい演奏をするのであまり好きになれず、トッカータも持っていなかったのですが、そうなると妙に聴いてみたくなってつい買ってしまいました。
結果は予想したよりも好ましい演奏でちょっと意外でした。

この人は近年ではファツィオリを使うピアニストとしても有名なので、ピアノはてっきりそうだと思い込み、録音でバッハなどを弾くにはまあそれなりの音ではあるなあと感じつつ聴いていたら、ライナーノートをよくよく見てみるとスタインウェイであることがわかり、これにはちょっとびっくりでした。
それは、近頃のスタインウェイにはあまり見られない濃厚な色彩を放つ音がしていたからで、そのあたりはファツィオリのお得意のところだろうと思っていたのですが、スタインウェイにもこういう音を求めて実現させているところをみると、これが彼女の求めるピアノの音なのだということがわかりました。

なんにしろ、明確な音の好みと要求をもった人というのは一貫性があり、その点ではたいへん立派だと思いました。

あらためてボリュームを大きくして耳を澄ませて聴いてみると、響きの特徴やなにかが紛れもないスタインウェイであることがすぐわかりましたが、やはり予断を持つということはとても危険だと思いました。
2010/03/12 Fri. 22:46 | trackback: 0 | comment: 0edit

わああ! 

今日は外食ということになり目的地まで車で市内を走っていたら、思いがけないところでかなりの渋滞となりました。
待つことしばし、少しずつ車列が進むと、前方では右車線にいた車が一台ずつゆっくりと左車線に入っているようで、そこに渋滞の原因があることが直感的にわかりました。

ついにその現場に近づくと、なんと赤いフェラーリと黒いミニバンらしき車がくっついています。両車向き合う形でロシア人の挨拶のようにほっぺたを付け合うように、両方のフェンダーがべちゃっと接触していました。
大変な注目で、そこを過ぎると道はスイスイ。対向車線は大渋滞。
こっちは見物通過して終わりですが、当事者は大変でしょうね。
フェラーリはフロントエンジン12気筒の456GTでした。
2010/03/11 Thu. 23:50 | trackback: 0 | comment: 0edit

曲がり角 

昨日はピアノサークルの例会がありました。
開き直ってほとんど練習もせずに参加したことも悪いのですが、前回に引き続き狭い空間に人がびっしりすし詰で、ただでさえ人前で弾くことに病的な苦痛を感じるマロニエ君としては、まさに窒息寸前でした。

サークル自体も私が入会したころに比べて会がうんと大きくなり、それだけサークルが隆盛になっていくのはいいことなのかもしれませんが、回を重ねるごとに参加者も増大し、名前を覚えるのもついけいけません。
とりわけプログラムにも記載されていない新しい人達がかなりおられたのも驚きでした。

個人差があると思いますが、マロニエ君にはだんだん苦手なものになって来たような気がします。
いったいあのままで膨張したら、どうなっていくのだろうと管理者のかたのご苦労が気になります。

個人的に、ピアノや音楽は自分のこだわりが強いジャンルであるだけに、長時間いろんな演奏を聴かされ続けるのは楽しい半面、相当の忍耐力が必要で、やはり心身の消耗は否めません。
もちろん、素敵なみなさんとお会いできるのがなによりの楽しみなのですが。

私見ですがサークルといったものにも最適のサイズというのがあるような気がします。
「ぴあのピア」はまだ本格始動していませんが、考えさせられるところだと思いました。
まあ、こちらはそんなに人が集まることもないでしょうから、そんな心配にも及びませんが。

とにかく今、本当の音楽というものが分かる人とだけ、忌憚なく大声で話がしたいという猛烈な欲求にかられています。
2010/03/08 Mon. 18:38 | trackback: 0 | comment: 0edit

働く姿 

ピアノサークルの知り合いが近所の薬局でお仕事をしていらっしゃると聞いていましたので、ちょうどマロニエ君が頼りにしている風邪薬が切れていたこともあり、買い物の帰りにそのお店に寄ってみました。
店に入るとちょうど接客中でしたが、やはりお仕事中はサークルでお会いするときより幾分感じが違いました。

一区切りついたところを見計らって挨拶するとすぐに気付いてくれましたが、なんかこうして知り合いと会うのはおもしろいもんですね。
今日はちょうどポイント5倍の日で、試供品などもいただきました。
でも、やっぱりいつもよりしゃっきり感があって、なかなかサマになっていました。

そんな感心もつかの間、もうすぐ明後日は例会だというのに、練習はまだまだです。
最後の追い込みと言いたいところですが、どうせやっても同じという諦め癖がいつものように顔を出しています。

ありがとうございました。
また寄らせていただきます。
2010/03/05 Fri. 09:50 | trackback: 0 | comment: 0edit

疲れます 

これというはっきりしたルールではないことだからこそ、相手の人柄や良心に依存し期待していることということがありますが、それが知らない場所であっさり裏切られているのは、とても嫌な気がします。
面と向かって文句が言えることでない微妙な問題である分その思いは募ります。

だいたいこういうことを平然としでかす人って、逆に普段から人一倍感じが良く、誠実で善人ぶっていますが、要は八方美人なんです。
結局、目的があるからできることなんですね。要は自己利益中心主義ということ。

厳しい世の中、ビジネスのために直接間接努力するのはわかりますが、それを超えた部分でいかにもの好印象や信頼をプレーボーイのように巧みに取り付け、ひいては仕事にも繋ごうというしたたかな意図が見えると、もうすっかり冷めてしまいます。
それはそれでその人の能力・テクニックだと言ってしまえばそれまでですが。

本当に実力のある人というのは、たとえ必要でもそういうことはできないし、やったところで下手なもの。そんなことが上手いと、却って本業の実力を疑いたくなります。

少なくともマロニエ君は多少の短所はあっても、人間的に信頼のおける人を好みます。

なんのことだかわかりませんよね。わかる人にだけばわかってもらえばいいのです。
2010/03/01 Mon. 18:43 | trackback: 0 | comment: 1edit